ドイツ&北ヨーロッパ / Germany & North Europe Part.8-1 (コペンハーゲン市内)

ホテル前 [by iPhone]
コペンハーゲン市内 [by iPhone]
City Hall Square [by iPhone]

遂にドイツを中心に4ヶ国を(無理やり)まわった旅がフィナーレを迎える。最終日はそれに相応しく空は快晴だった。もちろん常時というわけではないが、晴れ間がしっかり見えたのはこの日が初めて。


ストロイエ通り [by iPhone]
Flying Tiger本店 [by iPhone]
ストロイエ通り [by iPhone]
露店 [by iPhone]

まずは観光客御用達の通りに行ってみた。ストロイエ通り [Strøget] といって、世界最古の歩行者天国らしい。賑わう通りには、レバノン料理のお店があったかと思えば、怪しい和食のお店があったり、なかなか多国籍。更にはさりげなくFlying Tigerの本店があったりもする。せっかくなのでここでお土産を買ってみたが、日本でも同じものが買えるのでは?と思った時にはすでに後の祭り。


クリスチャンスボー城 [by iPhone]
クリスチャンスボー城 [by iPhone]
クリスチャンスボー城 [by iPhone]

最初の目的地はクリスチャンスボー城 [Christiansborg Slot]。入口から窓から全てが巨大で、遠目から見ると人間が巨人の国に来たように思える。歴史的背景が一切分からないが、広場前の銅像を調べるとクリスチャン9世とのこと。ついでに城について調べたら、中世ではハンザ同盟に破壊され、近代では2度の焼失を経て、現在は司法・立法・行政の三権が集まるデンマークの政治的中心地になっているようだ。


ストロイエ通り [by iPhone]
Kompagnistræde [by iPhone]

あっという間にお昼を過ぎてしまったので、近場のレストランを探すことにした。デンマークの伝統料理といえばスモ―ブロー [Smørrebrød] らしいので、とりあえずそのメニューがあったカフェに入って見た(実際、どのカフェにもこのメニューがあった)。出てきたのはパンに魚のフライとキャビアが乗った不思議な食べ物。味はよかったものの、量が物足りない上にこれで約3,000円。ただ、店の雰囲気と店員さんの対応が素晴らしいかったのでトータルで満足。


ラウンドタワー周辺 [by iPhone]
ラウンドタワー周辺 [by iPhone]
シナゴーグ [by iPhone]

ホロコーストに興味を持ち始めてからというもの、シナゴーグを見つけるとダークツーリズムとほぼ無関係ないのに、どうしても見なければという衝動に駆られる。コペンハーゲンにもシナゴーグがあり、それもクリスチャンボー城からすぐだったので立ち寄ってみることにした。

繁華街の中心にそれはあり、入口付近には何故かパトカーが止まっていた。気にせずに写真を撮りつつ、入口付近の金のプレートを見ると、2015年にここでテロリストに殺された男性の追悼碑だった。もしかしたはイスラムとのいざこざがあったのかと想像を巡らしていると、「Excuse me」と声をかけられた。振り返ると警官が2人。やってしまった。。

警察に呼び止められた理由はシンプル。2015年にここでイスラム系デンマーク人によるテロ行為があり、昨今の中東情勢を鑑み、厳戒警備中だったのだ。そこに怪しいアジア人が写真を撮りまくっていたら、当然事情聴取はしたくなるもの。結局、いくつか質問に答えて、パスポート番号を取られて終わったが、デンマーク警察のブラックリストに入れられた可能性はゼロではない。カメラは時に撮影者を犯罪者に仕立てようとする。


ローゼンボー城 [by iPhone]
ローゼンボー城 [by iPhone]

次の観光スポットはローゼンボー城 [Rosenborg Slot] 。色褪せた煉瓦で出来たお城は貫禄十分。その城の前には緑の庭園が広がり、そこを歩く鴨が華を添えていた。ここにいると中世にタイムスリップしたような気分を味わうことができる。実際、王族の離宮として建てられたようで、デンマーク版の京都御所といったところか。

(続く)

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