台湾か伊勢か、気づけば両方だった
ゴールデンウィークが急遽休みになったので、台湾に行くことにした。しばらく台湾はご無沙汰だったし、バックパッカーの友人のSNSを見ていたら、すっかりその気になってしまった。
ただ、今回は少し変わった旅になる。実は以前から 伊勢神宮へ行く予定を立てていたのだ。普通なら台湾旅行を終えて東京へ戻るところだが、それでは話が終わらない。
そこで考えたのが、台北から東京ではなく名古屋のセントレアへ飛ぶルート。さらにそこからフェリーで津へ向かい、そのまま伊勢を目指すことにした。
台湾と伊勢神宮を強引にひとつにまとめた結果、なかなかアクロバティックな旅程が完成した。むしろ目的地より経路の方が面白くなりつつある気がする。
桃園空港にてAiral〇との決別




当日のフライトは夕方だったので、午前中は軽く仕事をしてから移動した。ちょうどいい時間の成田エクスプレスがあったため、それに乗って成田空港へ向かう。
この日はキャセイパシフィックの利用だった。機内食が出るうえ、台北に着けば何かしら食べるだろうと思い、昼食は抜くことにした。
搭乗ゲートではコーヒーと小さなパンだけでやり過ごす。年齢を重ねると体重のコントロールも必要になり、なかなか気楽にはいかない。
久しぶりのフルキャリアでの空の旅は快適だった。ゲームをしたり、機内食を食べたりしているうちに、あっという間に台湾へ到着。

ところが空港に着いたら、早速 eSIM が繋がらない。しばらく格闘したものの埒が明かず、チャットのオペレーターに返金を依頼。そのまま「もう使わない」と解約宣言して終了となった。本当にAiral〇には嫌な思い出しかない。
代わりに300NTD(≒1,500円)のSIMカードを購入し、一安心──思ったのも束の間。今度は電子入国の手続きに時間を取られることになった。タブレットで入力する方式なのだが、操作もしづらくエラーで進まない。幸先が思いやられる…。
大渓老街への長い道のり

なんとか入国を済ませ、今回の目的地である桃園市の 大渓 を目指すことにした。時間は午後8時。
ところが、ここから早くも雲行きが怪しくなる。AIの案内に従って高鐵桃園駅で降りたものの、肝心のバスが見当たらない。駅の人に聞いたら、どうやら最終を過ぎているようだった。
仕方なく高鐵の終点まで行き、そこからUberでタクシーを呼んだ。そして、今度はなかなか車が来ない。運転手と何度もメッセージのやり取りをしていると「再教育プログラムは終わりだ」という謎の翻訳メッセージも飛び出し、困惑と苛立ちが収まらない。
ようやくタクシーに乗り込んで分かったのは、自分のUberの位置情報が高鐵桃園駅のままだったということ。どおりで来るのに時間がかかるわけだ。


ホテルは思った以上に遠く、大きな川を渡ってやっと到着した頃には、周辺のお店はほとんど閉まっていた。しかも、
ホテルの扉が開かないというおまけ付き。
途方に暮れながらドアのWhatsAppのQRコード経由で問い合わせたところ、無事に開錠番号を教えてもらえた。無人だったら無人だと最初に言って欲しい。
茶葉卵は裏切らない


久しぶりに台湾で散々な目に遭ったものの、ホテルの部屋は広くて快適だった。無事に宿へ入れただけで、すでに一仕事終えたような気分。
一息つくと、今度は空腹に気づいた。そういえば機内食以外はほとんど食べていない。そこで夜食を求めて近くのコンビニへ向かうことに。


OK Martで買ったのは、茶葉蛋という煮卵と茶葉豆腐という台湾風おでん。ところが会計をすると、店員の女性から何やら色々と聞かれた。
こちらはまったく理解できず、店員もなかなか諦めない。謎の攻防戦。最終的に根負けして翻訳アプリを使ったところ、質問の内容はまさかの「レシート要りますか?」だった。どう考えても要らない。
気温がちょうどよかったので、気を取り直してコンビニ前のテラス席で食事を済ませることにした。茶葉卵は安定したおいしさで、茶葉豆腐のほうは味が濃そうな見た目に反して、意外なくらい普通の豆腐だった。
こうして夜風に吹かれながら激動の一日はようやく終了。本当に疲れた。