Undercityの煙の向こう側


夜はお目当ての Ben Klock を見に、はるか東の聖水洞へ向かった。
建国大学駅前で降り、とりあえず近くのケバブ屋でラムのケバブ(≒700円)を食べて時間を潰す。彼のプレイ時間が3時間もある ので極力ギリギリに入りたかった。Risa Taniguchi から見られれば十分。

Risa Taniguchi の開始時間後に会場の Undercity に着くと、外にはほとんど人がいない。一抹どころではない不安がよぎる。
そんなことを思いながら荷物を預けて中へ入ると、やはり中にも人が全然いない。しかも、すでに Risa Taniguchi が回していた。
とりあえず後方でビールを飲みながら様子を見ていると、Ben Klock 開始前には8割以上埋まってきた。どうやらソウルのクラバーたちは、僕以上に体力配分を理解しているらしい。
ちなみにこのクラブは、東京のVENTのような没入感重視のスタイル。スモークとフロアライトが強く、DJの姿はあまり見えない。
ベルグハインの底力を浴びる夜

Risa Taniguchi のアナザーワールド感のあるセットが終わり、ついに御大 Ben Klock が登場した。
最初に感じたのは、とにかく音がでかいこと。高音が割れる寸前のレベルで、脳に直接響いてくる。プレイは、途切れずじわじわ抑揚を効かせて攻めてくるスタイル。
空気が変わったのは中盤以降だった。そろそろ飽きるかどうかのギリギリのラインで一気に畳みかけてきた。フロアも大盛り上がりだし、ここにきて音のバランスまで急によくなった。
ある意味、前半はこの瞬間のための伏線回収だったのかもしれない。計算され尽くしたカタルシスをフロア全員で同時に浴びる感覚。さすがはベルグハインのレジデントDJ、本物の実力を思い知らされた。


気づけば3時間はあっという間に過ぎ、時間は午前0時過ぎ。余韻を抱えたまま聖水洞駅へ向かう途中、深夜バスを見つけたので、そのままスムーズに帰途についた。
そして驚いたのが、バスを降りると雪が降っていたこと。確かに Wowpass にハングルの警報通知が来ていたが、どうやらこれのことだったらしい。
興奮冷めやらぬ熱い夜に、雪が降る。早歩きでホテルへ戻りながら、わざわざソウルまで来て本当によかったと素直に思った。今年1番耳と心に残るセットで、4つ打ちがいつまでも頭に鳴り響いていた。
仁川空港広すぎ問題


最終日は、空港へ移動してまったり過ごすだけの日。のはずが、荷物を整理していたら Wowpass がないことに気付いた。2日前に買ったものを無くすと我ながら情けない。
ホテルをチェックアウトして外に出ると昨日の雪がしっかり残っていた。幸い時間はあるので、ソウル駅で Wowpass を再発行。発券機を探すのに手間取ったが、手続き自体はスムーズにできて助かった。




仁川空港に着いたら、いつも通りラウンジを利用した(Trip.comの特典で無料!)。Skyhub Lounge は料理が豪華で、むしろレストランと言ったほうが近い。
実は急遽打ち合わせが入ってしまい、ここで参加しようと思ったのだが、全員食事をしているので少し気が引ける。一方、どでかい仁川空港には空いている席が星の数ほどあるので、結局食べたらすぐに出ることにした。
つまり、仁川空港では 食事以外の目的でラウンジを使う意味がほぼない というのが今回のオチ。