育休の部下を訪ねて新富士へ

育休中の部下に招かれて、静岡の 新富士 へ行ってきた。せっかくなので、帰りは浜松にでも寄ってうなぎを食べる計画。
こだまで新富士駅に降り立つと、部下の夫さんが車で迎えに来てくれた。駅から見える富士山ももちろん立派だったが、道路に出てから視界に入る富士山は反則級の迫力だった。頂上にはきれいに雪がのっていて、まさに絵に描いたような富士山。


家にお邪魔すると、そこには大人5人に幼児4人、そして猫2匹。なかなかにぎやかメンツで出前の寿司ランチを楽しんだ。
5ヶ月の赤ちゃんは、まだ立つことも這うこともできないが、逆に手足をばたばたさせているその姿が死ぬほどかわいい。この子がいずれテストで満点を取ったり、走高跳をしたりするんだろうから、人間はよくできているなと思う。
子どもをあやし、猫の相手もしつつ、あれこれ話していたら時間はあっという間に過ぎていった。気づけば外はすっかり暗くなっていて、お開きの時間に。車で行ける距離に割と有名なサウナがあるらしいので次回は言ってみよう。
初の浜松の夜は、餃子とサウナ


新富士駅に着いたら、みんなと別れてひとり逆方向へ向かう。浜松駅に着いたころには、もう外はしっかり真っ暗だった。この日残されたミッションは、もちろん食事とサウナ。
本命のうなぎは翌日に取っておくことにして、今夜の狙いは 浜松餃子。駅前に石松餃子という餃子屋があったので、何も考えずに入ってみることにした。
注文したのは焼き餃子と水餃子。食べてみると、たしかにちゃんとおいしい。とはいえ、餃子自体、まずいものもそうそうないので、浜松ならではというところまでは感じられなかった。少なくとも、ビールとはよく合う。


食後はそのまま街をぶらぶら歩いて、近くのサウナへ向かった。かじまちの湯 という名前で、規模は大きくないのだが、1人用の浴槽が多くてなかなかよかった。
ただ、少し気になったのは お客さんの入墨率の高さ。別に騒ぐわけでも迷惑をかけられるわけでもないのだが、明らかにやんちゃしてました(してます)系でガラが悪い。サウナでも気持ち居心地が悪く、まるでドリフのコント。
土地柄なのか、たまたまその日だけだったのかはわからない。とはいえ、旅先のサウナはこういう街の体温みたいなものが見えるのが面白い。浜松はうなぎの街だと思っていたが、夜の顔はもう少しワイルドなのかもしれない。
強風に煽られ舘山寺散歩




翌日はバスで浜名湖の 舘山寺 方面へ向かった。舘山寺は、浜名湖沿いに広がる温泉街で、うなぎなどの名物グルメに加えて、門前町の雰囲気や湖畔の景色も楽しめる、浜松観光の定番エリアらしい。
バスを降りると、そこにはいわゆる温泉街らしい街並みが広がっていた。オープン前のうなぎ屋が並ぶ通りを進んでいくと、とにかく強風にあおられる。帽子をかぶるのが難しいどころか、歩くこと自体がちょっとした競技になっていた。
舘山寺は浜名湖沿いにあって、湖を眺めながらハイキング気分で歩ける。それにしても、浜名湖は広い。湖畔に立って眺めていると、もうほとんど海にしか見えない。
山椒まで抜かりない浜名湖のうなぎ


舘山寺をひと通り歩いたあとは、華咲の湯 というスーパー銭湯に立ち寄った。うなぎを食べるにはまだ少し早いので、時間つぶしも兼ねて。
浴場は自然豊かな露天風呂が充実していて、なかなか風光明媚だった。寒い中でのんびり半身浴をしていると、いかにも冬の温泉らしい気持ちよさがある。
湯上がりのあとは、この日のメインテーマでもあるうなぎ屋へ向かった。最初に1軒、よさそうな店を見つけたのだが、まさかの現金決済のみ。地方は本当にこれが困る。
次に選んだのは 志ぶき という店。こちらはすぐには入れず、30分ほど待ってようやく着席できた。うなぎは人気店ほど少し焦らしてくるが、そのぶん期待も勝手に育っていく。
頼んだのは上のうな重と肝焼き。肝心のうなぎは身がふわふわで、やはり最近東京で食べたものとはひと味違う。旅のテンションを差し引いても、間違いないと思う。
最も印象的だったのが、山椒が二種類あってミルで挽けること だった。うなぎにおける山椒は、牛丼における紅生姜くらい重要なポジションなので、これはポイントが高い。何はともあれ、富士に浜松でおいしいうなぎが食べられたので、これにてミッション完了。
強風の果てに静岡で空振り



浜松に戻って新幹線で帰ろうとしたら、まさかの強風で減便していた。最後まで風に振り回される旅。
お土産を見たりコーヒーを飲んだりして時間を潰し、結局新幹線が来たのは1時間後。その間にネットを見ていたら、静岡市歴史博物館が入場無料らしいと知った。
もう早く帰る気もなくなり、毒食らわば皿までの精神で途中下車した。ところが 無料に食いついた、僕と同じく浅はかな庶民がたくさんいて、見たかった徳川家の展示には入場規制がかかっていた。
しかも、他も所々ブランディングのためか撮影禁止で、写真も撮れない。情報がここまで自由な時代に、こういうのは本当にやめた方がいいと思う。ネットの情報で満足する人間はそもそも現地まで足を運ばない。
結果、がっかりの途中下車で今回の短い旅行は終わり。とはいえ、新幹線に乗る時に買った静岡ビールとえびせんがおいしく、しっかり有終の美。またうなぎを食べに静岡に来よう。