香港出張はタクシーの色分けから始まる



1週間の香港出張が始まった。
香港に到着して、まず向かったのはいつもの緑のタクシー乗り場。香港では タクシーの色によって行ける範囲が決まっている ので、ここを間違えるとスタートから迷宮入りする。
案内係に住所を見せると、彼はここじゃないと言わんばかりに反対側を指差した。色を間違えたかと思って、今度は赤いタクシーの方へ。すると、今度の案内係もまた反対側を指差した。
つまり、赤に行けば緑。緑に行けば赤。到着早々、タクシー乗り場でピンポン玉のようになってしまった。
再び緑の方へ戻ると、ついに緑と赤の案内係同士が大声で揉めだした。結局、間違っていたのは緑の案内係。こうしてひと悶着の末、僕は無事にタクシーへ乗車できた。
ところが、一難去ってまた一難。
今度は住所を見て得意顔だった運転手が、サービスアパート付近で迷ってしまった。先ほどまでぶんぶん飛ばしていたのに、テンションもスピードも急に落ちる。
そして、今度は僕が指を差して案内するはめになった。もちろん、到着まで会話は一切なし。人類最古にして偉大なるコミュニケーションツール、指。
香港の女子高生とファッション哲学

昼に台湾系のレストランへ行ったら、店内にはやたらと女子高生が多かった。台湾ブランドは若者に人気なのだろう。
香港の女子高生は、日本と違ってメイクっ気がない。飾り立てすぎない、等身大の感じがかえって素敵に見える。
現在、アジアの至るところで日本の女性ファッション雑誌が売られている。日本発の Kawaii は、海を越えてずいぶん遠くまで届いていが、誰にとって何が美しいのかを判断するのは難しい。
美しさは、自分のためのものなのか。誰かに見られるためのものなのか。もし世界中の異性が死滅する事態になったら、人はそれでもファッションに気を遣い続けるのだろうか。
Lay’sを食べながら胸焼けする夜

夕飯は、帰り道で買ったパンとポテトチップスとギネス。香港に来ると、なぜかビールが飲みたくなる。そしてLay’sのポテトチップス。
今回初めて買ったLay’sのSTAXは、食感も塩分も標準的だった。日本でいうところのチップスターに近い。
ただ食べてみて、やはり通は成人病促進剤として名高いClassic(425.2g)の一気食いに限る と再認識。と言いつつ、STAXを7割ほど食べただけで胸焼けが止まらない。
ふと思ったのだが、ジムに通って食事も控えて、ダイエットに励もうという小さな決意が、最近どこを探しても見つからない。日本に戻ったら、届けられていないかジムのお姉さんに聞いてみよう。
寒暖差で風邪を引く

今回の出張は、なかなかの悪条件だった。仕事が激務のうえに風邪をこじらせ、コンディションは最悪。香港まで来て、昭和の根性論で乗り切るしかない。
特に咳がなかなかおさまらない。このままでは仕事に手が付かないので、薬局で風邪薬を買った。昭和的なフォントと一瞬「生理痛」に見える名前がいい。
この時期の香港は、寒暖の差が激しく、風邪が流行る季節なのだとか。香港人はそれを「High Season」と表現していた。
確かに、昼は蒸し暑いが、夜になると思ったより涼しい。そして朝方は、ホテルのプールに入るには微妙に寒い。
香港最終日、花金は世界共通だった



咳と仕事で、1週間の香港出張が終了した。こうも咳が続くと、咳をするたびに自分の中の幸せの素が減っていく気がする。
最終日の夕飯は、同僚とやむなく近場のショッピングモールへ。金曜の夜とあって、繁華街の店は直前だとほとんど予約が取れない。花金は世界共通。
選んだのはイタリアン系のお店。香港まで来てパスタとピザを食べるのにはやや抵抗があるが、これはこれで悪くなかった。若干の咳を残しつつ、香港出張は災禍なく終了。