ツインタワーで再びラクサに挑戦


ツアーは ペトロナスツインタワー 前で解散。ここは観光名所なので、とりあえず写真を撮ってからランチを求めて中へ入った。
中を散々歩き回った末にたどり着いたのは Little Penang Kafe という中華風マレーシア料理の店。そして、悩みに悩んで選んだのは 2日連続でアッサムラクサ。サイドにはローバッ(Lor bak)という鶏の揚げ物を添えた。
運ばれてきたラクサは昨日とはまるで別物で、見た目からしてカレー要素ゼロ。ひと口すすれば サバの風味がこれでもかと押し寄せるドロドロ系スープ で、昨日のよりはるかにストロングスタイルだった。
セントラルマーケットを練り歩き



ランチ後は Padi House というカフェでケーキをつまみ、ひと息ついた。スマホで次の行き先を探すと、さほど遠くない場所に セントラルマーケット というお土産スポットがあった。
正直お土産を買いたいというより、他にやることがなかったのが本音。案の定、マーケットは観光客向けで、土産物屋が所狭しと並んでいた。
気になるものもあったが、結局何も買わずに一通り歩いて終了。ホテルに戻ろうとバスを待ったが、これが全く停まってくれない。海外のローカルバスは本当に難易度が高く、乗るだけでアトラクション気分だとつくづく思った。
最後の晩餐は極上ビリヤニ




旅の締めくくりは、Brickfieldsで偶然見つけた Shahi Bahar Biriyani。インド料理に特別思い入れはないのに、ビリヤニだけはどういうわけか好きで、しかも専門店となれば行くしかない。
店内はまさかの貸し切り状態。マトンのビリヤニを頼むと、パン生地で蓋を封じられた鍋が登場し、その場で開封の儀。立ちのぼる湯気とスパイスの香りに、一瞬でノックアウトされた。
ひと口食べれば過去一レベルの絶品。ふわふわの米とスパイスの濃淡が絡み合い、まるで宝探しをしているような感覚だった。
量が多すぎて完食はできなかったが、大満足。客が少なかったのは、単に一皿900円近い値段のせいかもしれないが、自分にとっては最高の最後の晩餐になった。

弾丸旅行の最後の朝食


最終日は午後一の便で帰国。朝起きてすぐ移動を始めたが、高層ビルゆえのエレベーターが遅く、これには最後までイライラしっぱなしだった。が、それ以外は超快適だったのでよしとしよう。
ホテルを出てKL Sentral駅で朝食をとることにし、Kakatoo というマレーシア料理のファストフード店へ。ナシレマック風のプレートを選び、これが旅最後のマレーシア料理になった。
ちなみにフレンドリーな店員さんと少し雑談したところ、「3泊4日の弾丸旅行だ」と伝えると目を丸くしていた。
意味のないラウンジ満腹戦




空港に着いたら、せっかくなので無料ラウンジへ直行。最近Trip.comばかり使っていたおかげでグレードが上がり、基本ラウンジがタダで入れるのはありがたい。
ただ、実はKL Sentral駅で 恒例のマクドナルド調査を兼ねて2度目の朝食を食べており、すでにお腹はパンパン。それでももったいないので軽食を無理やり詰め込み、満腹に苦しむ羽目になった。
全くラウンジの意味を成していないが、これもまた旅。
目的なき旅の収穫

今回の旅は正直ノープラン、思いつきでクアラルンプールに飛んでみただけだった。しかし、だからこそ自由に動けて、肩の力を抜いた時間を過ごせたのかもしれない。
街は適度に便利で清潔、しかも物価が安い。現時点では、日本人にとってコスパ最強の国と言っていいかもしれない。
また、食の発見は大きい。ラクサとイカンバカルは、インドネシアからの流れで何気なく選んだのに、どれも奥深くて一筋縄ではいかない味わいだった。
となれば再訪は決定で、特に昔行ったマラッカのJonker88のラクサをもう一度食べたいし、ペナン島にも行ってみたい。次の目的が食の探求になるのはもう確実。