台北 / Taipei Part.2-1 (茶屋巡り)

通り [by iPhone]
李記豆漿 [by iPhone]

台湾の朝食と言えば鹹豆漿。酸味のきいた塩気のある豆乳スープ(鹹=塩辛い)で、もっとも好きな台湾料理のひとつ。近くに李記豆漿というお店があったので、みんなで行ってみることにした。テイクアウトをする地元の人を掻き分け、指差しでメジャーな料理を注文。クラブで二日酔いの面々は食が進まないようだったが、僕は気にせず台湾式朝食を堪能した。個人的にはもう少し鹹豆漿に塩味が欲しいところ。鹹豆漿はシンプルな豆乳スープだが、店によって本当に味が違う。


迪化街 [by iPhone]
迪化街 [by iPhone]
迪化街 [by iPhone]

食後は、迪化街を散歩してお土産にお茶でも買おうという流れになった。迪化街は乾物屋から衣類まで何でも売っている問屋街。昔はもっと人がいて活気があったような気がしたが、コロナの影響もあるのかもしれない。途中、観光客向けのお茶屋を見つけて、そこでお土産用の台湾茶を買った。


德芳茶業 [by iPhone]
德芳茶業 [by iPhone]

迪化街を東に行くと、お茶屋が密集しているエリアがある。友人がそこにある德芳茶業に行ってみたいというので向かうことにした。商売っ気がない入り口には老舗感が漂う。案内をしてくれた店主は日本語が超堪能で、様々な台湾茶を試飲させてくれた。お茶文化は奥が深く、香りを楽しむための「聞香杯」という縦長の茶器があることを初めて知った。

何種類もお茶をいただいて、更にお茶に関する様々な知識も教えてもらって、さながら質のいいセミナーに無料参加した満足感。すっかりお茶文化に魅了された僕たちは、ここでたくさんお茶を買った。阿里山高山茶をはじめ相場よりも値段はかなり安く、次に台北でお茶を買う時は絶対にここに行こうと思う。


貓下去敦北俱樂部 [by iPhone]

あっという間にお昼時になった。前日gubamiで深手を負った僕たちは食事に対して臆病になっていたが、もうひとりの友人が地元の友人からお勧めを聞いていた。地元が情報ソースなら(gubamiを紹介していた)BRUT●Sより期待が持てる。

お店の名前は貓下去敦北俱樂部 [MEOWVELOUS] で、松山空港の近くにある。前衛的な外観で評価し難いが、到着した時点ですでに待ちが発生していた。ここはカジュアルモダンな台湾料理を売りにしていて、どの料理もおいしかった。しかも、価格はgubamiの半額以下。台湾ビールを飲みながら、誰もがgubamiの悪夢が霧のように消えていくのを感じていた。店員もフレンドリーで、思い出に残るランチになった。ごちそうさまでした。


赤峰街 [by iPhone]
本屋 [by iPhone]

ランチで最高の体験ができた僕たちは、続けてデザートを食べに行くことにした。場所は雙連駅のちかく。界隈は赤峰街というレトロモダンなおしゃれスポットがあり、中年4人で歩くにはハードルが高い。目当てのお店は榕美樹館で、ミニマルなデザインの店内は満席だった。僕たちは唯一のテラス席に座って注文。推しは豆花のようだが、僕は安定の亀ゼリーのデザートを選んだ。油と砂糖で成り立つ欧米系デザートと一線を画する繊細な味付けはやはり新鮮。人によっては味が足りないと思うかもしれないが。


大雨 [by iPhone]

デザートを食べていたら、突然スコールのような通り雨が降ってきた。蒸し暑かったテラス席は一気に涼しくなって、外は足早に駅に向かう若者がちらほら。幸い雨はすぐ止んだので、僕たちは期を逃さず急いで雙連駅に向かってホテルに戻ることにした。食欲の戦士には夜市に向けての小休憩が必要。どう考えても食べすぎだと思う。

(続く)

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