スクールに行く元同僚と別れて尖沙咀に戻った。夜にSymphony Of Lightsを観たいのでそれまで時間つぶし。尖沙咀はハイブランドが立ち並ぶ日本でいう六本木のような場所だが、そんな街の一角に重慶(チョンキン)マンションという怪しげなスポットがある。南アジア系の人々が密集し、スパイスの香りが漂う「香港の中のインド」と言ったらいいだろうか。過去に泊まったこともあるが、前と比べると声を掛けられなかったし、ここにもコロナの爪痕があるように感じた。
日も暮れてきたので尖沙咀に南端に移動した。尖沙咀自体はあまり好きな街ではないが、湾沿いのこのエリアは都会の喧騒がぐっと減るので気に入っている。お目当てのSymphony Of Lightsは、単に対岸のビルがイルミネーションで光るだけで全然面白くないのだが、東京に来た観光客が東京タワーに行くのと同じ理由でいつも観ることにしている。
開始のアナウンスが響き、ショーが始まった。しかし、中断したのかと思うくらいあっさり終わってしまった。記憶の美化うんぬんのレベルではなく、これは単純にコストを抑えた演出にスケールダウンしたと邪推。まあ参加したことに意義があるので全く問題なし。
夜も更け夕飯の時間になったが、お昼のボリュームが多くて全然お腹が減らない。ともあれ夜の尖沙咀を練り歩いてお店を探索。ところが、途中スコールのような激しい雨に降られデパートに緊急避難する羽目に。また降られると困るので、近場にあったデザートショップで夕飯を済ませることにした。通称亀ゼリーのデザートはいくらでもお腹にはいる。これは日本でもっとポピュラーになって欲しい。