チェルノブイリ / Chernobyl Part.5-3 (チェルノブイリ)

マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]
マンション [by D7100]

続いてマンション。今までの場所も基本自由だったが、このマンションに関しては入口を集合場所として完全自由行動だった。中に入ると、壁に阻まれて光はほとんど差さず、埃っぽい湿気が体に纏わりついた(普通の感度で写真を撮ろうとするとほぼ写らないのでISO2,000~3,000で撮影)。どの部屋も大震災直後のような荒れ具合で、暗さも手伝ってまるでお化け屋敷の中を歩いているような気分になった。


Polissya hotel [by D7100]
Palace of Culture Energetik [by D7100]

薄暗いマンションから出て、次に案内されたのはホテルと文化会館。試しにガイガーカウンターで放射線レベルを計ったら1.58μSvだった。ガイドのいう非汚染地域の基準が0.5 μSv以下だとすると3倍の数値になる。自分の健康が害されているにも関わらずテンションが上がる不思議。


Pripyat amusement park [by D7100]
Pripyat amusement park [by D7100]
Pripyat amusement park [by D7100]
Pripyat amusement park [by D7100]

チェルノブイリの象徴として有名な観覧車は、このプリピャチの町にある。観覧車には赤茶色に錆びた鉄柱を囲むように、黄色いゴンドラが規則的に並んでいた。楽しさのシンボルだけに、こうして一ミリも動かず野ざらしにされている姿はより一層の悲哀を誘う。更に付け加えると、この遊園地は原発事故直後がオープン日だったため、誰も受け入れることなく廃墟となってしまった。ガイドはこの遊園地に入る前に「今日は全員無料で入れるよ」とみんなの笑いを誘っていた。


スーパーマーケット [by D7100]
スーパーマーケット [by D7100]
スーパーマーケット [by D7100]

遊園地のそばにがらんどうの廃墟があった。ガイドはここが何であったかをみんなに質問したが、誰も答えられなかった。正解はスーパーマーケット。青い看板が案内板のようにも見えるし、言われてみれば面影がないこともない。日用品の宝庫だけに一切合切盗難にあったのだろう。無情な時の流れはこうも簡単に文明を荒廃させる。

(続き)

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