翌日は、今回の旅を決めたきっかけでもある甘川文化村ヘ。韓国のマチュピチュと言われる絶景をしっかり写真に収めよう。
最寄り駅についたらまずお昼。通りすがりの店で麺料理とキンパ(韓国式のり巻き)を食べた。魚介のダシが利いたうどんは優しい味。地元で愛されている店なのだろう、ひっきりなしにキンパを買う人が訪れていた。
噂の景観を望むためには坂を上る必要がある。僕はバスを使わずに写真を撮りながらのんびり歩いた。ここは元々新興宗教の集落だったらしく、当時は平地に住むことを許されなかったため、この地に定着したとか。
汗ばむ程度に歩いて甘口文化村に到着。入口を見る限り完全に観光地のようだった。通りにはパステルカラーに彩られたカフェやギフトショップが立ち並ぶ。きっとカップルで来たら数段楽しめるだろう。
通りを左に入ると、斜面に密集するカラフルな住宅街が目に映った。それはまるで1枚の絵画。まばゆい太陽の光で原色が映える。地の利(むしろ地の不利)を活かした街作りは素晴らしいの一言。来てよかった。
(続く)