夏休み第2弾は懐かしの香港。前職ではしょっちゅう訪れていたが、時の流れは早いものでかれこれ5年近く前の話になる。3泊4日と短い滞在だが、昔の同僚にも会えるしきっと素晴らしい旅になるだろう。
今回のフライトは経費節減のため初のLCCを選択。乗り場が遠すぎると聞いていたが、第2ターミナルから10分程度歩くだけで特にストレスはなかった。機内は映画が見れないのが唯一の欠点だが、空で映画を観る必然性はそもそもない。
空港に着いたらもう夕方。足早に出国手続きを済ませて、尖沙咀にあるゲートウェイホテルへ。実はこのホテルは友人の勤め先で、今回諸々手配をしてもらった。人生初のVIP用のカウンターに通され、襟首を正してチェックイン。部屋に入ったら、ワインとチョコレートが置かれていて、すぐに彼女からのウェルカムコールがあった。驚異的ホスピタリティ。
もう夜なので夕飯を求めて外に繰り出した。香港には数多くのグルメがあるが、個人的には叉焼飯がベスト。これを食べずに香港に来たとは言えないし、基本的に香港では毎日これでもいい。山盛りご飯に乗った肉はどれもクセになる味付けで、こと肉料理に関しては日本人は絶対に中華系の人々に勝てないと思う。
叉焼飯に舌鼓を打った後は、近場の旺角を散歩。自己主張が激しすぎる看板の群れは相変わらず。雑踏を掻き分けながら女人街 [Ladies’ Market] をほっつき歩いて、このマーケットで売られているものが五年前と変わっていないことに驚きと安堵を覚える。唯一増えたのはハンドスピナーくらいではないだろうか。
香港と言えば実はデザート。デザートショップが至る所にあり、食後にさっと立ち寄りさっと帰るのが香港流。今回訪れたのは馬鹿のひとつ覚えの満記甜品 [Honeymoon Dessert]。亀ゼリーとマンゴーの不思議な組み合わせを堪能しないと旅が始まらない。亀ゼリーには謎の中毒性がある。ところで亀ゼリーを調べてみたら、正式名を「亀苓膏」というらしく本当に亀の甲羅を使っているらしい。