台北 / Taipei Part.1 (迪化街/淡水)

雙連駅近くの通り [by iPhone5]
雙連駅近くの通り [by iPhone5]
雙連駅近くの通り [by iPhone5]

友人と2泊3日の台北旅行。ところが、その友人がやむにやまれぬ事情で急遽キャンセル。何故このタイミングでと嘆かずにはいられないが、人生がいつ僕たちに牙を剥くかを知る者は誰もいない。よくある不条理を噛み締めて、僕は成田空港から台北に飛び立った。

酷暑という言葉が生ぬるい台湾の7月。汗だくでホテルに着いた時には、もう夜が迫っていた。とりあえず食事をしようと、近くの雙連駅界隈を散策。そして、露店の摩訶不思議な食べ物に心を躍らせつつ、雑然とした台湾の通りにある種の懐かしさを感じた。


迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]
迪化街 [by D7100]

翌日は買い換えたばかりの慣れない一眼レフをぶら下げて、迪化街へ行ってみた。通りには漢方薬や干物を扱う店が立ち並んでいて、少し奥に入ると洒落た雑貨屋がいくつもあった。

一通り歩いた後は、友人が絶賛していたトマト牛肉麺なるものを出すお店へ。ミスマッチと思いきや、意外や意外、トマトの酸味が牛肉麺のスープによく合っていた。朝から露店のジャンクフードを食べていたにも関わらず、僕はボリュームたっぷりのこの料理をいとも簡単に平らげてしまった。


淡水 [by iPhone5]
淡水 [by D7100]
淡水 [by D7100]
淡水 [by D7100]
淡水 [by D7100]

本来は友達と九份に行く予定だったが、今回は断念。代わりに行くことにしたのは淡水というところ。程よく郊外だし、観光スポットとしても楽しめそうだった。電車に揺られて淡水駅に着いたのは昼過ぎ。日差しは強いを通り越して痛かった。

ここは淡水河沿いに露店がぎっしり並んでいて、若者や観光客で賑わっていた。僕は長い通りを汗だくで歩き切って、ガイドブックに載っていた阿給(あげ)という謎の名物料理に挑戦。油揚げの中に春雨が入っている、何とも言えない一品料理。


淡水河 [by iPhone5]
淡水河 [by iPhone5]
射的 [by D7100]
射的 [by D7100]
イカの揚げ物 [by D7100]
洗濯物 [by D7100]

露店の通りを左に逸れると、淡水河に出る。向かいには小高い山が見え、市内中心地の混沌とは一味違うのんびりした景観があった。だが、ここでゆっくりと佇んでいる訳にはいかない。灼熱の太陽と濃密な湿気で干からびること必至。台湾の欠点は、蒸し風呂のようなこの暑さ。青空に恨み言を言いながら、僕はペットボトルを飲み干して淡水駅の改札をくぐった。

(続く)

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