土曜日は晴海ふ頭公園でBBQ。今回は器材を全てレンタルで済ませた。まずはヘキサタープを組み立ててみたが、支柱に布を張ると、風に煽られ全ての杭を打ちつける前に杭がすっぽ抜けてしまう。結果、翻弄されるだけ翻弄されて組み立てを断念。アウトドアに弱い文科系の真髄を周りに披露しただけだった。僕たちはタープを諦め、気を取り直して元気な太陽とビールで乾杯。喉を通過したアルコールが、脱脂綿のように体に染み込んでいった。
太陽が真上を過ぎた頃にBBQを開始。炭をうちわで扇いで、交代で肉をひっくり返した。ほろ酔いでお腹も満たされた頃、僕たちは再びタープを組んでみることにした。今度は男女6人で挑戦。しかし、この果敢なる挑戦が失敗だと分かるまで長くはかからなかった。タープの組み上げに必要な、初歩的な力学さえ理解出来ていない大人たち。前向きに考えると、青空に祝福された大地の子供たち。
楽しい時間は光の速さで過ぎ去った。残されたものはじりじりと太陽に焼かれた肌と、煙と油がしみこんだ服。レンタル品を全て返した後は、酒がまだ足りないということで、全員で浜松町の居酒屋へ。そして、席に着くなりひたすら焼酎を飲み続けるストイックな大人の宴。だが、それとは対照的に会話の内容はどんどん放埓なものになっていった。詳細はここに書けない。