



本日、関西は商売繁盛のえびす様の日。ということで仕事関係者とはるばる 今宮戎神社 へ向かった。参拝客に揉みくちゃにされながら大きな笹を受け取り、福娘と呼ばれる女性に飾りをつけてもらうのがお作法らしい。
どの福娘のブースにも人が殺到しているのかと思ったら、必ずしもそうではなかった。やはり、容姿の良い福娘に人が集中している。
こういう伝統行事に世俗的な性の要素が加わることに、少なからず反発心を覚えた。伝統とフェミニズムの狭間で笹は揺れ続ける。
そうして揉みくちゃにされながら、気づけば僕自身も一番かわいい福娘の列にしれっと並んでいた。結局、彼女に飾り付けをしてもらいながら、胸の中に去来したのはただひとつ。
──これが俗物のメンタリティ
今年もいい仕事ができますように。