香港出張 / Business Trip to Hong Kong Part.4-2 (深水埗)

信号 [by iPhone4]
尖沙咀 [by iPhone4]
尖沙咀 [by iPhone4]
九龍公園 [by iPhone4]
九龍公園 [by iPhone4]

昔の香港の雰囲気を味わいたくて、週末は深水埗 [Sham Shui Po] という耳慣れない場所に行くことにした。移動はまずホテルからバスで尖沙咀。ここは白人や黒人のみならず中東系の人もたくさんいる人種の坩堝。イスラム系の人、特に女性は全身にベールを巻いていて、こちらまで暑苦しくなる。香港なのだから脱げばいいのにと勝手に思ってしまうが、習慣は身体の不快感を超えるのだろう。


深水埗駅前 [by iPhone4]
窓開きっぱなしのマンション [by iPhone4]
屋台のおばちゃん [by iPhone4]

尖沙咀から深水埗までは電車で1本。駅を降りると、目の前には雑踏という雑踏。古めかしい集合住宅の下に、隙間なく小さな屋台がびっしり並んでいた。日本の商店街にも言えることだが、屋台の売り物は一体誰がこんなものを買うのかと疑問に思うものばかり。経済活動には謎が多い。


売る気なし [by iPhone4]

金物を売っているおばあさんは、客がフライパンを取っても目を覚まさない。値札もない。もしかすると店ではなく単におばあさんの家だったのかもしれない。下手をすると、おばあさんは既に死んでいたのかもしれない。斜め上を行くと、おばあさんは蝋人形でそれ自体が売り物だったのかもしれない。


マンションと看板 [by iPhone4]
通り [by iPhone4]
信号待ち [by iPhone4]
裏通り [by iPhone4]

当てもなくぶらぶら歩くと、様々な光景を目にすることができた。地元の香港人と世間話をするベール姿のイスラムの女性。トラックの積荷を降ろす上半身裸の東南アジア系の男性。工事現場の前に座るヘルメット姿の黒人女性。皆、何の因果があって香港で働いているのだろう。


高層マンション [by iPhone4]
高層マンション [by iPhone4]

世界中から数えきれないほどの運命が集まって香港が出来ている。生活感溢れるこの街で確認できたのは、こんな当たり前の事実だった。そこかしこにある高層マンションを見上げて、いくつの生活がひしめいているのだろうと想像する。それだけで僕はこの街の熱気に圧倒されるような気持ちになり、香港がまた少し好きになるのだった。

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