香港出張 / Business Trip to Hong Kong Part.3-1 (鑽石山&旺角)

蒸し暑い香港の夜

成田空港 [by iPhone4]
香港空港のタクシー乗り場 [by iPhone4]

諸々のしがらみを振り切って、昨日から 香港 へ出張へ来た。機内食は相変わらずの低品質で、惰性で口を動かすのみ。

ふと窓の外を眺めると、雲が絨毯のように隙間無く広がっていた。綿菓子みたいな雲はきっと食べられると思っていた幼い頃。そんな純真無垢な僕はどこへ行ってしまったのか。

そんな感傷を抱えながら夜10時半に香港国際空港に到着。トイレに行ったら 白人の子供が下半身丸裸で用を足してした。もちろん僕は大人なのでチャックだけ下げて済ませた。蒸し暑い香港の夜のどうでもいい出来事。

鑽石山から汗だく通勤

ダイヤモンドヒルのビル [by iPhone4]

職場へは 鑽石山駅(Diamond Hill)から歩いて約10分。近いはずなのに、この時期はこの距離が地獄のランウェイになる。

何故なら南国の香港はもうすぐ9月だというのに、うんざりするような暑さ。会社に着くころにはTシャツの色が汗で変わっている。これだけ暑いと、上半身裸のおじさんが駅前で突っ立っているのも無理はない。

看板なしの絶品ランチ

お昼は職場の近くにあるローカルレストランへ。看板もなく、外観からは営業しているのかすら分からない。ただ、隠れ家と呼ぶにはおしゃれさはゼロで、要はマーケティングに興味がない。

メニューの写真は繁体字の漢字がびっしりでほぼ謎解きの感覚。香港人の同僚におすすめを聞いたら、肉がたっぷり乗ったプレートがやってきた。

これはジャンルとしては 叉焼飯(チャーシューご飯)というらしい。甘辛いタレをまとった肉の味付けが絶妙で中毒性がすごい。これなら毎日でも食べたい。

旺角で火鍋ナイト

旺角の通り [by iPhone4]
看板 [by iPhone4]
旺角駅 [by iPhone4]
旺角の通り [by iPhone4]

仕事終わりは食事を兼ねて 旺角(Mong Kok) へ。ネオンの海みたいな看板と、人の波に飲み込まれそうなほどの活気には、来るたびに圧倒される。

夕飯は 香港式の火鍋 を囲んだ。左は唐辛子とにんにくがガツンと効いたスープ、右は香草とピータン入りのチキンスープという二刀流になっている。そこへ羊やら牛やら豚やらなんでもかんでも投入するのが香港流(らしい)。

胃が破裂するほど肉を食べた後は、まさかの出前一丁で締め。香港でこの袋麺が定番になっているのが不思議で仕方ない。

亀ゼリーに踊らされる夜

屋台 [by iPhone4]

食後は 満記甜品(Honeymoon Dessert) というお店に移動。香港では有名なデザートショップらしい。ちょっと割高感はあるものの味は保証付きだ。

写真の黒いゼリーはコーヒーかと思いきや正体は 薬膳スイーツ常連の亀ゼリー。ほんのり苦みがあるゼリーにマンゴーの甘みが加わった組合せの妙に完全に撃ち抜かれた。あまりのおいしさに、デザートを司る神様に向かって本能のおもむくままに創作ダンスをしたくなる気分。

香港に咲くジャパンカルチャー

夜の旺角 [by iPhone4]

帰りに乗ったタクシーのダッシュボードには、なぜかガンダムとべジータのフィギュアが飾られていた。きっと運転手の趣味だと思うが、妙にシュールで微笑ましい。

ふと街を見渡せば、香港では無印、吉野家、モスバーガーといった 日本勢が堂々と進出している。セブンイレブンの赤と緑の看板が流れるたび、ここが異国であることを一瞬忘れる。日本のカルチャーがここ香港でしっかり根を張っているのを見て、ちょっとだけ誇らしい気分になる最終日の夜だった。

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