金沢 / Kanazawa Part.1

初の金沢、駅前からまいもん旅

鼓門 [by iPhone]

年末だったので、ノープランで金沢へ行ってきた。しかも今回は初訪問。ちょうど予定が合った現地の後輩がいたので、ひと通り案内してもらうことになった。

到着して最初に何をするかといえば、鼓門 をカメラに収めてやはり寿司。駅中にある有名店「金沢まいもん寿司」に行ってみると、まだ開店前なのに長蛇の列でかなり引いた。とはいえ、ここで引き返したら負けた気がするので、嫌々ながら待つことにした。

ようやくありついた寿司は、やはりおいしい。正直自分が分かるのは鮮度の差くらいだが、それでも北陸の海の幸だと思うと不思議と満足度が上がる。大事なのは旅のテンションと思い込み。

市場と城で知る金沢

近江町市場 [by iPhone]

寿司屋を出たら後輩から連絡が入り、ベストタイミングで合流。

まず向かったのは 近江町市場。金沢市民の台所として知られる市場で、鮮魚や青果、惣菜などの店がずらりと並ぶ。

さっき寿司を食べたばかりだというのに、市場に入ると店頭販売が気になって仕方ない。ただ、大渋滞かつどこもかしこも行列で買い食いどころでない


金沢城 [by iPhone]

近江町市場のあとは、 金沢城 へ。ここは加賀藩前田家の居城だった城で、金沢の歴史を語るうえでは外せない場所だ。

場内の展示エリアでは、城の構造や防御の仕組み、木組みの技術、石垣の工夫などが紹介されていて、ただ眺めるだけで終わらない。がっちりはまった木組みを見ると、昔の人は技術力はすごいと単純に思う。

武士の町で甘い寄り道

武家屋敷跡 [by iPhone]
にし茶屋街 [by iPhone]

金沢城を見終えたあとは、武家屋敷跡 へ向かった。この辺は加賀藩に仕えた武士たちが暮らしていた町の面影を残すエリア。

昔の町並みが見事に再現されており、そこはかとない品の良さが漂う。加賀百万石の貫録なのか、住宅街までどこか余裕があるように思えた。

金沢城から武家屋敷と、ここでしばし歴史の奥深さに浸った。…と言いたいところだが、周りには観光客向けのカフェがちょこちょこあり、武家屋敷以上に 金粉入りの和スイーツが気になって仕方ない

妙立寺、童心に返れる寺

妙立寺 [by iPhone]

次に向かったのは、後輩一押しの 妙立寺。通称「忍者寺」と呼ばれる金沢屈指のクセ強スポットだ。地齋は忍者の寺というより、侵入した敵を罠にかけるために迷路のような構造になっている寺 で、その複雑さからそう呼ばれるようになったらしい。

ここは案内付きで見て回るガイド制で、10名くらいで一緒に見てまわる(ちなみに写真撮影不可)。短い時間ではあったが、複雑な建物の造りと内部のカラクリはどれも実に面白かった。

床の下に隠れられたり、隠し部屋があったり、部屋同士が実は繋がっていたり、大人でも普通にテンションが上がる。自分が小学生だったら、きっと狂喜乱舞していたに違いない。

唯一残念な点があるとすれば、この巧妙な仕掛けを実際に使う事態には一度もならなかった ということだろう。ある意味でこれは平和の証明。

ちなみに忍者寺を堪能した後は、近くに寺カフェ(?)で武家屋敷跡のスイーツ欲をしっかり回収した。

兼六園は広く、茶屋街は濃い

兼六園 [by iPhone]

最後は 兼六園 へ。前田家が長い年月をかけて整えた定番中の定番の庭園で、日本三名園のひとつとして知られている。

もちろん庭園そのものは美しい。だがその一方で、広すぎる。すでに散々歩いているので、疲れも相まって退屈してしまった。


ひがし茶屋街 [by iPhone]

兼六園をあとして帰ろうかと思ったら、後輩が「ここは絶対に行きましょう」と推してきた ひがし茶屋街 へ向かうことにした。

ここは浅野川の東側にある茶屋街で、格子の建物が並び今も芸妓文化の面影を残す「絵になる」エリアだ。にし茶屋街と雰囲気はかなり近いのだが、観光地としての完成度はこちらが上。

薄暗くなると街灯かりが風情を醸しだしてくれて、格子の扉や石畳の道が違った表情を見せ始める。この感じ、北陸の京都と言われるのも頷ける。

金沢の夜、予約難民になる

ひがし茶屋街を歩き終えたところで、後輩とはここでお別れ。やはり地元を知っている人の案内は心強いし、本人も「ガイドの腕が上がった」と満足そうでよかった。

さて、あとは夕飯を食べるだけ。ところが、ここで金沢の現実にぶつかる。

どの店も予約がないと入れない…

この街はどうにも食事の需給バランスが崩れている気がする。何軒か回って、ようやくカウンター席が空いていたのが ちょん兵衛 という居酒屋だった。

隣の男が女性を口説いているのを聞きながら、金沢名物を軒並み注文する。香箱ガニもガス海老もさすが金沢と思わせるうまさだった。が、一番おいしかったのは白子ポン酢というオチ。

こうして金沢の一日は終了。感想としては、金沢は文化も食のレベルが高い。しかも、武家社会の影響をあまり受けていない都市なので、付け焼き刃ではない品がある と感じた。日本人がヨーロッパで受ける感動がそのままここにあると考えると、欧米人に人気なのも納得できる。

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