インドネシア / Indonesia Part.2 (パランカラヤ)

空港で念願のカヤトースト

Hang Tuah [by iPhone]

結局4時間ほどしか眠れず、まずはシャワーで強制リフレッシュ。そして、朝食を求めてカプセルを抜け出し空港へ。

空港の選択肢は豊富だったが、目に留まったのは カヤトーストのセット(≒700円)。これは以前、後輩と食べ損ねたシンガポールの名物だ。

そのセットには、温泉卵のようなソフトエッグが付いていた。火の通っていない卵でお腹を壊すのは避けたいので、「Harder」や「Well done」とあれこれお願いして、女性店員は笑顔でうなずいた。

だが、出てきたのは超半熟のソフトエッグ。他に客はいないのになぜキッチンと連携できないのか。ただし、単に通じていなかった可能性もなくはない。

肝心のカヤトーストは、バターたっぷりの薄焼きラスク風パン。コーヒーとの相性は最高だったが、カロリー的には確実にアウト

国内線の大冒険

国内線ターミナルへ [by iPhone]
国内線ターミナル [by iPhone]
Lion Air [by iPhone]

この日はボルネオ島南部の パランカラヤ へ移動。何かあってはと2時間前にチェックアウトした判断が、結果的に大正解。というのも、

国内線ターミナルが異常に遠い!

しかも、スカイラインに乗ってターミナル1(国内線)へ向かう途中、なぜか中継地点のような駅で下車して迷子になってしまった。聞き込みの末、次の駅が正解とわかり、ここで30分のロス。

そして悪いことは重なる。搭乗ゲートは空港の果てにあり、チェックイン端末が全然言うことを聞いてくれない

結局、搭乗口に着いたのは1時間前。時間的にはなんとかなったが、僕のTシャツはびしょ濡れだった。

ゼロひとつの小さな悲劇

パランカラヤ空港 [by iPhone]

2時間のフライトを経て、パランカラヤに到着。空港はこぢんまりとしていて、タクシーはずらりと並んでいるのに誰も声をかけてこない。

空港タクシー用のカウンターを見つけたので行ってみると、提示された運賃は100,000ルピア(≒900円)。地元価格にしてはなかなかの強気だ。

やむなく朝にキャッシングした 1,000,000ルピア札(≒90,000円)を差し出すと、なぜかお釣りが返ってこない。どういうことかと焦って説明を試みるも、宇宙人以上にコミュニケーションが取れない。

ここで奥の手、ATMのレシートを提示したところ、スタッフの目が点になった。よく見てみると、

下ろしたのは1,000,000ルピアではなく100,000ルピア

1桁違い。つまり、タクシー代とぴったり。ベトナムと同じく、ゼロの数を常に意識しないと思わぬところで足をすくわれそう。

パランカラヤで味わう庶民の味

Bundaran Besar Palangkaraya [by iPhone]
通り [by iPhone]
通り [by iPhone]
Pasuk Kameloh Park [by iPhone]
スカルノ像 [by iPhone]
RM Wong Cilik [by iPhone]
RM Wong Cilik [by iPhone]

タクシーでホテルに到着した。目の前には放射線状の道路の真ん中にアート系ビル。南国感ゼロの存在がやけに目を引く。

チェックインにはまだ早かったので、ランチがてら街歩き。中心部だけあって、堂々とした政府系の建物が並び、軍服姿の広告も多く、ナショナリズムの香りがプンプンする

スカルノ像のある公園にも立ち寄った。経済的な失策もあったが、今なお彼の存在がインドネシアに根づいていることがよく分かる。


中心を少し離れると景色が一変。熱帯樹に囲まれた穏やかな日常が広がっていた。

ランチには、そんなローカルエリアの庶民派ブッフェ店へ突撃。メニューが一切分からないが、肉、魚、そして謎の惣菜を適当に取ってみる。

お会計は プロによる目視による即席査定で42,000ルピア(≒400円)。味はというと、どれも家庭料理的なのか、薄味でしっくりこない…。初ご飯だったので幸先は悪い。

パランカラヤで感じる緩やかな夕暮れ

ホテル [by iPhone]
ダンス会 [by iPhone]
通り [by iPhone]
通り [by iPhone]
通り [by iPhone]

宿泊先はHotel Neo Palma。部屋は広くて、お湯もちゃんとでる。これで4,000円は文句なしの当たりホテル。

荷解きして一息つく頃にはすでに夕方。明日のダヤク族訪問に備えて、軽く近所を散歩するだけに決めた。

ホテルの1階はちょっとしたショッピングモールで、日曜のせいか中央広場ではダンスのお披露目会が行われていた。正直お遊戯レベルだったが、飾らない庶民の生活がここにはあった。

ダンスを見た後は、昼間と反対の方向を散策。飲食店やコンビニがちらほら並びつつも、人通りはまばらで、夕暮れの気だるい雰囲気が心地よい。東京とは、時計の針の進み方が全然違う。

近場で夕食、またしてもハズレを引く

Es teler 57 [by iPhone]

日が沈み始めたので、ホテル周辺で夕食を探すことに。丸亀製麺や「タケウドン」なる和食屋もあったが、せっかくなのでローカルなものを食べたい。

入ったのは近くのカフェレストラン。それほど空腹でもなかったので、軽めに謎の揚げ物とデザートを注文してみた(≒500円)。

ところが、これが まさかの大ハズレ。揚げ物はエンペックという魚のすり身で、揚げることでより魚臭さが際立ってしまっている。食感もボソボソでイマイチ。

デザートはというと、人工的な甘さでフルーツの魅力が完全に消滅。しかも、なぜか食パンまで投入されていて意味が分からない。

申し訳ないが、どちらも完食できずに撤退。昼間に続いて2連敗はなかなか厳しい。

行き着く先はポテトチップス

(精神的な)消化不良感をどうにかしたくて、帰りにショッピングモールでパンとポテトチップスを買った。そして、これが今のところパランカラヤのベストディッシュ という結果に…。

しかし、旅はまだ始まったばかり。明日はおいしいものに出会えますように。

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