気づけばもう最終日

あっという間に最終日がやってきた。香港ガールズともワイマン夫妻とも再会できたし、日本の友人とも楽しい時間を過ごせた。
もうやることは全部やった感が強く、この日はもはや消化試合。サウナでひと汗流して、お土産を買い込み、そのまま帰国の途に就く予定。充実しすぎた旅の終わりは、いつも少しあっけない。
朝の飲茶でしみじみ締めくくり


女性陣はマカオと買い物にそれぞれ出かけたので、僕はKと2人で朝ごはんへ。向かったのは、ワイマンに教えてもらった 陳師傅點心(Master Chan Dim Sum)。
庶民的な雰囲気の飲茶で、どの料理もおいしい。鶏の足をちびちびつまみながら、プーアル茶をがぶがぶ飲みするのが至福のひと時。
全部で5品ほど頼んで3,600円。決して安くはないが、味も満足感も十分で、旅の締めにぴったりだった。
食後のコーヒーは開放的な空間で



飲茶を終えたあと、コーヒーでも飲もうと 海港城(Harbour City)へ向かった。ここには The Coffee Academics という本格派のカフェがある。
開店直後だったので店内はほとんど人がおらず、広々とした空間にゆったり座れるのが心地いい。明るい光が差し込む中で飲むエスプレッソは格別…と言いたいが、普段飲まないのでその濃さに悶絶した。
初めての香港スパ体験




カフェのあとはKと別れ、香港島の炮台山にあるスパへ向かった。香港でスパに行くのは初めてで、期待が自然と膨らむ。
香港のスパは数が少なく、どこも値段はやや高め。今回選んだ Windsor Spa(温莎水療)は400HKD(≒8,000円)もする。
受付を済ませ、ロッカーに向かうと、なぜか店員さんが鍵を開けてくれた。自分で開けられない仕様らしい。
中は日本のスーパー銭湯と違って、浴槽エリアでスマホをいじれるし、軽食まで用意されている。お風呂というより、屋内プールといった方が近いかもしれない。
サウナと水風呂を3セットこなして、軽食をつまんだあとは、着替えをして休憩エリアへ。ところが、店員がやたらと多く、監視されているようで全然リラックスできない…。
高級あんかけ麺に挑む昼下がり






スパでくつろぎきれない中、ちょうどKから「お昼を食べに行く」と連絡が入った。場所も近かったので合流することにした。
向かったのは湾仔にある 杭州酒家。どうやら 高城剛が絶賛している蟹味噌あんかけ麺 を食べるらしい。お店は上品な雰囲気で、少なくとも庶民派ではないことは一目でわかる。
さて、早速メニューを開くと、僕とKは思わず二度見。
─あんかけ麺1杯で6,000円!
とはいえ、ここまで来たら頼むしかない。しかも、一皿だけというわけにもいかないので、東坡肉(トウロンポー)と前菜も注文した。こちらも同じく 2品で 6,000円という強気の価格設定。
肝心のあんかけ麺は、蟹味噌にいろんな旨味を詰め込んだ濃厚な味わい。確かにおいしいし、他では食べられない特別感はある。が、値段に見合っているかと言われると…そこついては慎重な議論が必要。
高級中華のあとはお土産探し



予想外に高級中華を満喫したあとは、Kと別れてお土産を買いに中環の 中環街市(Central Market)へ。ここはお土産屋がひしめくショッピングモールで、歩いているだけでも楽しい。
今回のお目当ては、ネットで見つけて気になっていた 麻雀牌の靴下。何軒かお店を回って探してみたら、3足で100HKDのセットを発見。迷わず即購入した。
クリスマスムードの香港空港で旅の終わり



クリスマスの飾りがきらめく香港空港に着いて、今回の旅もいよいよおしまい。新しいメンツで香港を巡り、新旧の友達とも再会できたのは本当に贅沢な時間だった。
何度も訪れた場所でも、一緒に行く人や会う人が変わるだけで、旅の景色は全く違うものになる。
次はまた別の人と来て、新しい香港を見つけるのもいいかもしれない。かれこれ20回は来ているが、香港は退屈なんて言葉とは無縁の街なのだ。