香港 / Hong Kong Part.2-1 (黄大仙)

ここは都会のスラム街!?

街並み [by iPhone]
重慶大廈 [by iPhone]

昨日は食べまくってしまったので、朝食は各自で好きに取ることにした。個人的に 朝の茶餐廳だけは外せない ので、お腹にまだ昨日の名残を感じつつも、支度を整えて外へ。

重慶マンションの階段を降りると、目の前はゴミだらけの路地。ここだけ完全に スラム街の風景 で、思わず足が止まる。ハイブランドが軒を連ねる繁華街にこんな場所が存在しうるのか、誰かに問い質したくなる朝だった。

朝から豪華に茶餐廳

茶餐廳 [by iPhone]

近場で選んだのは 銀龍茶餐廳 というお店。米麺にクロワッサン、そこへミルクティーまでついた中洋折衷の欲張りセットを頼んでみた(≒1,000円)。

朝からこんなに食べて大丈夫かと一瞬不安になるが、ソーセージマフィンとハッシュポテトの朝マックよりはヘルシーだと考えることにする。

神様の総合商社、黄大仙へ

この日は 黄大仙 を訪れてから香港島へ向かう、王道の観光デー。とはいえ、女性陣はどうしても買い物を挟みたいらしく、途中からは別行動になる予定。旅慣れたメンバーだと、こうして コアタイム制で動けるのが気楽でいい

黄大仙は香港で一番有名な道教のお寺。しかし実際には道教だけでなく、あらゆる神様が同居する神様の総合商社のような場所 だ。

地下鉄を降りて最寄り駅に着くと、飲食店が軒を連ねる駅ビルに繋がっていた。誘惑に勝てず、僕たちは 香港名物のエッグタルト をしっかり賞味してからお寺に向かうことにした。

線香片手にスリル満点のお焼香

朝10時だというのに、境内はすでにかなりの人だかり。まずは入り口にある龍の像を念入りに撫でてみる。何のご利益かは正直よく分からないが、テンションは気持ち上がった。

人混みをかき分けて長い線香を買い、それぞれお気に入りの神様にお祈り。ほぼ満員電車のような密度の中で、火のついた線香を持つのはスリル満点。誰かの服を焦がすんじゃないかと気が気でなかった。

お焼香タイムが終わると、女性陣はここの名物でもある地下の占いへ一直線。どうしても試してみたいらしい。すでに体験済みのKと、そもそも不信心な僕は休憩しようと近くのカフェへ入った。

世俗人のコーヒーブレイク

カフェ [by iPhone]

考えてみれば、香港でカフェに入った記憶がほとんどない。いつも食べ歩き一辺倒だっただけに、こうして静かにコーヒーを飲む時間が妙に新鮮だった。

フェリーで香港島へ、景色と記憶を乗せて

尖沙咀 [by iPhone]
尖沙咀 [by iPhone]

続いて尖沙咀のフェリー乗り場から船に乗り、いよいよ香港島へ向かう。ここは湾越しに高層ビル群が一望できる絶景スポット。Kの提案で、女性陣と僕で記念写真を撮ってもらった。

このメンバーは学生時代、同じ喫茶店でバイトしていた仲間たち。気づけばもう20年以上の付き合いになる。ほぼ4半世紀と考えると、時の流れの早さに少しゾッとするし、それでも関係が続いていることに改めて驚く。

きっと秘訣は 継続の努力を一切しないこと。だからこそ、ゆるく心地よく続いてきたのだと思う。

(続く)

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