ソウル / Seoul Part.1 (出発)

男4人でソウル旅行へ

韓国という国は、世代によってまるで印象が違う。

昭和世代にとっては 過去の歴史が絡む付き合いの難しい国 なのに対し、今の若者にとっては 最先端の流行の発信源。実際、会社の若い子が海外に行ったと聞くと、そのほとんどが 韓国 だったりする。

そんな話を旅行好きの友人たちにしてみたら、なんと 僕以外、全員韓国未経験

これには驚きつつ、「それなら行ってみない?」と提案し、本格的な夏が来る前に ソウル旅行を決行 することになった。(中年の)男4人で。

出発前から暗雲…成田 vs. 羽田問題

成田空港 [by iPhone]
出発 [by iPhone]

今回はそれぞれフライトが違い、僕は 成田発の夜便 を選択。実は 羽田−金浦が一番近い のだが、成田−仁川だと 1万円以上安い

この時点では、節約できてラッキーくらいに思っていたが、まさかこれが 「貧すれば鈍する」を証明することになるとは…

出発当日、はるばる成田空港のT3に到着したところ、まさかの フライト遅延 のお知らせ。しかも 1時間以上

今回のフライトは、もともと 午後10時着 というギリギリスケジュール。遅延により 最悪ホテルにたどり着けない可能性 まで出てきた。

想定外の事態にイライラが収まらない。しかし、焦ったところでどうにもならない。そこで 回転寿司でやけ食い して、気持ちを落ち着けることにした。

結論:満腹でもイライラは収まらない

ソウルの奇跡!終電11分前のドラマ

仁川空港 [by iPhone]

予定より 1時間以上遅れて、午後 11時30分にソウル到着。飛行機を降りるや否や、ダッシュ気味に駅へ向かう

プラットホームにたどり着いたのは 11時45分。不安になりながら時刻表を確認すると、そこには「終電 11時56分」の文字。

……間に合った。

この瞬間、心の中ではこれを ソウルの奇跡と名付けて踊り狂いたいレベル だったが、そこは大人なので 一切表情には出さず、さも予定通りかのようにクールに電車へ乗り込んだ。

とにかく、これで ソウル市内までは行ける。ひとまず 一安心 だ。

ソウルは近くて遠い!?終電の罠にハマる

DMC [by iPhone]
DMC駅前 [by iPhone]

電車は 鈍行 で、なかなかソウル駅に到着しない。もどかしい気持ちを抱えながら、ようやく 金浦空港を通過。そろそろ目的地が見えてきたか…と思いきや、ここで異変発生。

DMC駅 に到着した途端、乗客が次々と降りていく。

「あれ?」と首をかしげているうちに、あれよあれよと車内がガラガラになっていく。何かがおかしい と思った瞬間、脳内に電撃が走った。

──この終電、ソウル駅まで行かない…。

時刻表の青文字は DMC止まり を意味していたのだ。つまり、僕が乗ったこの電車は、目的地まで行かない。恐らく、同じフライトだった人々も、状況を理解する間もなく、真夜中の知らない駅に放り出されることに

今回のソウルは、なぜか果てしなく遠い

さて、ここからの選択肢は タクシーに乗るか、バスに乗るか

絶望しながらスマホをチェックすると、なんと ソウルはバスが24時間運行している というではないか!

バスという試練、T-Moneyという救済

バス停 [by iPhone]
バス [by iPhone]

幸いにも、バス停はすぐそば にあった。終電の罠にはまったものの、24時間運行のバスがある という情報を手に入れた今、まだ希望はある。

しかし、外国でバスに乗るのは、正直 なかなかの難易度。行き先の確認、支払い方法、乗り方…すべてがわかっている電車とは違い、バスは ある意味で旅人にとって最もハードルの高い移動手段 だ。

しかも、この時の僕は 1ウォンも持っていない。現金ゼロ。カードが使えるタクシーしか選択肢がなさそうな状況だったが、バスを選んだのには理由がある。

それは T-Money Card

会社の後輩が「多少移動するくらいの金額は入っていると思います」と渡してくれた、ソウルの交通系プリペイドカード。金額の詳細は不明だが、もうこれに賭けるしかない

内心ドキドキしながら、乗り口の それらしい端末 にタッチ。

ピッ。

運転手は音だけを聞いて、こちらには 一瞥もくれない達人スタイル。この無関心っぷりが、むしろ安心感を与えてくれる。

「勝った…!」

そう心の中で呟き、僕は薄暗い車内のシートに深く座り込んだ。

深夜のソウル、バスを乗り継ぎホテルへ

バス停 [by iPhone]

一難去ってまた一難…とまではいかないが、安堵も束の間。 乗ったバスはホテルの最寄り駅 安国(Anguk)まで行かず、結局乗り換えが必要 になった。

しかも、地図を見誤り、1駅分余計に進んでしまう痛恨のミス。 ただ、幸運にも乗り換え先のバス停はすぐに見つかり、5分ほど歩いて無事到着。

韓国のバスに乗って驚いたのは、深夜でも利用者が多いこと。午前1時だというのに、バスは 頻繁に乗り降りする人々で賑わっている

もう夜遊びする年齢でもないが、公共交通機関が24時間ある生活は、正直うらやましい。 そんなことを考えながら、ようやく目的地へ向かうラストスパートに入った。

午前2時、ついにホテル到着

ホテル [by iPhone]
ホテル [by iPhone]

午前2時前、ようやくホテルに到着。

肉体的な疲労もあるが、それ以上に 飛行機の遅延に始まり、終電の罠、深夜のバス乗り継ぎ という一連のドタバタ劇による 精神的な疲労 が圧倒的だった。

「こんなことなら最初からタクシーに乗ればよかった…」と思わなくもないが、ひとり旅において タクシーは鬼門。料金もそれなりにかかるし、言葉の壁やトラブルのリスクを考えると できるだけ避けたい選択肢 だった。

部屋は広くはないものの、バスタブ付き というのがポイント高め。そして、今日一日を振り返りながら、浴槽に浸って疲れを癒した

こうして旅が始まったはずなのに、なぜか まだ外国に来た実感が湧かない。とはいえ、ソウルを訪れるのは 実に12年ぶり。この間に 韓国は劇的な変化を遂げているはず

明日は、この目で ソウルの「今」 を確かめに行こう。

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