ドイツ&北ヨーロッパ / Germany & North Europe Part.4-2 (ツェレ旧市街)

ツェレに戻ると、雨上がりの静けさ

ボーマン博物館 [by iPhone]
旧市街 [by iPhone]
地図 [by iPhone]

バスでツェレに戻ると、いつの間にか雨は止んでいた。しかし、すでに午後1時過ぎ。何か食べようと、カフェを探して歩くことにした。

通りを歩いていると、観光客の姿はほとんどない。どうやらシーズンオフらしく、人気のない旧市街のこの静けさは快適。しかし、その分 北ドイツ特有の寒さがじわじわと身に染みる

僕たちは暖を求めて、さっそく カフェへ避難。温かいカフェラテで、ひとまず身体を温めた。

ツェレ城、ハノーファー家ゆかりの品格

ツェレ城 [by iPhone]
ツェレ城 [by iPhone]
水路 [by iPhone]

正直、ツェレについての知識はほぼゼロ だった。だから、こんなにも美しい旧市街が残っているとは想像もしていなかった。どうやら 北ドイツの真珠 と呼ばれるほどの名所らしい。

これを聞いた先輩は「ツェレに来るのに旧市街を知らない人間がいるの?」と呆れ顔。とはいえ、マイナーなテーマで旅をしていると、こういうピンボケはよくあること

訪れたのはまず ツェレ城。ツェレという都市は、ニーザーザクセン州に属し、その州都は ハノーファー だ。つまり、ここは ハノーファー家ゆかりの城。歴史的な背景を考えると、極めて由緒正しい存在 ということになる。

ただ、外観は 城よりもむしろ王族の別荘 といった雰囲気。美しく整えられた庭 が、さらに品の良さを引き立てている。そして、城の周囲には細い水路が巡らされ、かつての城塞の名残を感じさせた。

職人の情熱が宿る木骨造の街並み

旧市街 [by iPhone]
旧市街 [by iPhone]
旧市街 [by iPhone]
旧市街 [by iPhone]
旧市街 [by iPhone]
旧市街 [by iPhone]

ツェレの名物といえば、旧市街に並ぶ 木骨造(ハーフティンバー)建築

木組みのデザインが特徴的で、どこか 職人の情熱が感じられる温かみ がある。さらに、おとぎ話に出てきそうな可愛らしさ も魅力的だ。

これまで 伝統的なヨーロッパの箱庭といえば圧倒的にプラハ だと思っていた。

しかし、ツェレも負けていない。むしろ、街の規模が小さい分、景観の統一感はツェレの方が上 かもしれない。

さらに驚いたのは、建物の柱に刻まれた建築年の刻印。街を歩いていると、「1534年」と書かれたものを発見 した。

つまり、この建物は実に500年前のもの ということになる。

日本人の感覚なら、「さすがに建て替えたほうがいいのでは?」と思ってしまうところだが、これこそが 歴史を重んじるヨーロッパの流儀

昔、英語の先生が言っていた。

ヨーロッパでは、古ければ古いほど住居に価値がある。」

まさにこのツェレの街が、その言葉を体現していた。

北ドイツの家庭料理を満喫

ツェレ駅 [by iPhone]
スーパー [by iPhone]

旧市街をひと通り歩いた頃には日が傾き始めていたので、先輩宅へ移動することにした。場所は ハンブルクの手前、ニーダーザクセン州の北端に位置する ブクステフーデ(Buxtehude)

ツェレからの所要時間は 約1時間半。この移動時間を考えると、結果的にベルゲン・ベルゼン強制収容所を早めに切り上げたのは正解だった。

ブクステフーデに到着した頃には、すでに 外は真っ暗。夕食用の食材を買うため、近くの スーパーに立ち寄ってから先輩宅へ

夕飯に出してもらったのは、グリューンコール(Grünkohl)という北ドイツの家庭料理。

ソーセージと燻製の豚肉とみじん切りのケールを じっくり煮込んだシンプルな一皿 だが、これが驚くほど美味しい。特に、燻製の豚肉の塩加減が絶妙 だった。

ドイツといえば カリーブルスト が有名だが、個人的には グリューンコールの方が断然推せる。「ドイツはこれをもっと売り出すべきでは?」 と思いながら、箸(フォーク)が止まらなかった。

激動の一日を終えて・・・

一日中動き回って 体はクタクタ。食後、リビングのソファに横になったら、あっという間に意識が飛んだ

ぐっすり眠れたのは良かったが、同じ部屋にいた ペットのモルモット にとっては、見知らぬ日本人が堂々と寝ている という衝撃の夜だったに違いない。

もしかしたら、モルモットにとっては眠れぬ夜だったかのかも…。

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