台北 / Taipei Part.1-2 (gubami&寧夏夜市)

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観光を切り上げ夕食へ。友人が息巻いて選んだのはgubami Socialという有名なフレンチシェフがいるミシュラン店。日本で高級店に行くことなんて滅多にないので期待は膨らむ。場所は新光三越の中にあり、店の雰囲気も上々。最初に面食らったのはそのメニューで、看板メニューの牛肉麺がないこともさることながら、どの料理も2,000円以上で相当レベルが高そう。

この店のコンセプトはフレンチを融合した創作台湾料理。創作料理は当たり外れが多いが、ここは残念ながらはずれの部類だった。揚げた臭豆腐など前菜系はおいいしかったものの、3,000円以上するあんかけうどん(?)はどこかのチェーン店が出しそうな味だし、5,000円もする伊勢海老のパスタは味も麺の食感もイマイチ。コスパで考えてしまう庶民性も恥ずかしいが、この店はそもそも台湾料理を食べ慣れている人が変化球として楽しむものではないだろうか。こうして情熱と疑問と失笑が渦巻くディナーは喧々諤々の中で終わった。


信義 [by iPhone]
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僕たちのgubamiショックを表すかのように、外はすっかり暗くなっていた。界隈を散歩しながら、gubamiの話題は尽きない。結果、このディナーは台北の伝説として語り草になり、大事なことは味ではなく体験そのものだということを逆説的に証明したのだった


寧夏夜市 [by iPhone]
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ホテルに一度戻った後は、締めに最寄りの寧夏夜市へ。入口にあったお茶屋を冷やかしてから、露店が密集する通りを練り歩いた。もう満腹なので買い食いはしなかったが、蚵仔煎や雛肉飯の文字を見ると心が躍る。そして、気が付けばgubamiの伊勢海老パスタで蚵仔煎がいくつ買えるかを考えている自分がいる。一皿5,000円が衝撃過ぎて、これが全てのスタンダードになってしまっていた。恐るべききgubami効果。

一通り夜市を歩いたら、血気盛んな他のメンバーはクラブに行き、夜はのんびりしたい僕は部屋に戻った。そして、快適過ぎるベッドに横たわっていたら、くつろぐ間もなく朝になっていた。

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