コロナ禍で週末は圧倒的にカフェ読書をする時間が増え、必然的に聴く頻度が多くなったのがアンビエントミュージック。昔はメタルでもヒップホップでも好きなものを聴いていたが、本の理解度に差が出る気がして読書向けの音楽を模索するようになった。
そんな中で見つけたのがこのアルバム。明らかに日本人と思われる名前と謎のアルバムタイトルとジャケットのエモさに惹かれてついつい聴いてしまった。サウンド的にはホワイトノイズに近く、単調な音が洪水のように絶えず流れてくるのだが、目をつぶって音に集中すると単調さの中に微妙なうねりや抑揚を感じ取ることができる。これに気が付いたのは岩盤浴にいた時で、それ以来、読書ではなく岩盤浴や心を落ち着ける際の必須アイテムとなっている。