年末最後の外出は浅草。人の流れもかなり回復している気がする。まずは浅草寺でお参りを済ませて、目当ての三定という天ぷら屋に向かった。このお店は1831年創業ということで、実に200年近く営業していることになる。味はどうかと言うと、ごま油の香りが強めで割ともっさりした天ぷら。今は軽くてサクサクな天ぷらがポピュラーだが、当時はきっとこれがベーシックだったのだろう。やや期待外れだったが、伝統を味わえたと考えよう。
今年もコロナに一喜一憂した1年だったが、来年はどうなることか。コロナに打ち勝って自由に世界を行き来できる世界がきたら嬉しいが、一方で小さな世界で生きる今の慎ましい生活が終わったら、それはそれで寂しい気もする。全てはウイルス次第。徹底的に他力本願で乗り切ろう。