チェルノブイリ / Chernobyl Part.8 (アムステルダム)

入れなかったアンネの家

Amsterdam Centraal [by D7100]
Amsterdam Centraal [by D7100]
Amsterdam Centraal [by D7100]
Amsterdam Centraal [by D7100]
Amsterdam Centraal [by D7100]
Amsterdam Centraal [by D7100]

1週間ぶりに戻ってきたアムステルダムは、見事にどんより曇天模様。空のテンションが低い。

セントラル駅に降り立ってまず驚いたのが、アジア系の人の多さ。国を間違えたかと一瞬本気で錯覚するほど。観光立国を目指す日本も観光客が増えたとは思っていたが、比較にならない。

ホテルに直行してもよかったのだが、せっかくなので今回のアムステルダム再訪の小さな目的、アンネ・フランクの家 に立ち寄ることに。

とはいえ、この施設、人気すぎて完全予約制。2~3週間前にチケットを取ろうとしたときには、すでに売り切れていた。

家の前まで行ってみると、入口の前ではたくさんの観光客が扉をバックに記念撮影していた。ここはもう、現代の巡礼地。

念のため当日券を確認してみたものの、やはり予約分のみ。入れなかったのは残念だが、次の機会に取っておこう。

ミニマルな部屋に響く雨音のバラード

雨 [by iPhoneSE]

ホテルに到着。荷物を引きずって入口に足を踏み入れた瞬間、出迎えてくれたのは1匹の猫。何故かじろりと睨まれた。

気を取り直して受付に行くと、若いスタッフがフレンドリーに迎えてくれた。きっとこれがオランダ人の気質なのだろう。

鍵をもらって部屋に入ると、ほぼ何もないミニマルな空間に簡易ベッドがひとつ。ハイシーズンのアムステルダムで1泊1万円なので期待はしていなかったが、正直がっかりした。

すると、窓を叩き始めたのは激しい雨。まるで僕の気持ちを空が代弁してくれているかのようだった。

ハムエッグで優雅な朝食

翌朝、空はこれでもかというほどの快晴。気分上々で地下の朝食スペースへ降りていくと、そこには往年のヨーロッパ映画に出てきそうなマダムがいた。

彼女は僕をみるなり手作りのハムエッグを焼いてくれた。香ばしい匂いに誘われ、気づけばパンを何枚もおかわり。

食べすぎを一瞬後悔しつつも、最後は香り高いコーヒーで優雅に〆た。

チェルノブイリの余韻を連れて、アムステルダム散策

Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]
Amsterdam [by D7100]

フライトまでの残り時間、じっとしていられるわけもなく、初日とはちょっと違うルートでアムステルダムを散策。運河と街がひとつに溶け合った風景は、もうまるごとポストカード。

しかも、街を歩けばあらゆる人種がいて、何でも手に入れることができて、空気は自由そのもの。次はひとりではなく、絶対仲間や恋人と来よう。

こうして、あっという間にアムステルダム経由のチェルノブイリツアーもフィナーレ。今回のテーマはダークツーリズムだったが、キエフではビール三昧でゆっくりできたし、事故の悲惨さとは全く別の非日常的も味わうことができた。

最初はチェルノブイリに行くことに不安もあったが、終わってみれば安全かつ最高の旅。やはり、物事は自分の目で確かめなければ真相は分からない

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