あとはフェリーで福岡に行くだけと悠長に構えていたら、まさかのトラブルが発生。チェックイン30分前に港に着いたら、どうも該当のフェリーが見つからない。受付に確認してみたら、なんともうひとつ別の港が存在しているらしい。
冷や汗がにじみ出るのを感じながら、受付の女性に別の港への行き方を尋ねた。幸い徒歩圏内で30分あればどうにかなる距離。タクシーを勧められたが、現金も少ないし、あらぬトラブルに遭ったら本当に間に合わないので、徒歩を決意。結果、滴る汗を引き換えに無事チェックインに滑り込むことができた。
乗船したフェリーはカメリアライン。豪華客船とは言わないが、大浴場も食堂もあり、これから遠足に行くようなわくわく感に包まれる。残念なのは、寝室が雑魚寝の10人部屋だったこと。チケットが売り切れていたのでやむを得ないが、全く安眠できない。目を閉じると、波で鈍く体が揺れる。
波に揺られながら、夢うつつで福岡に到着。時間はまだ朝8時前。福岡に着いたら友人と能古島に行く予定だったので、待ち合わせ時間まで喫茶店で優雅に朝食。眠りが浅くて意識がおぼろげ。
能古島へは姪浜からフェリーに乗ってすぐ。島は大きな公園になっており、BBQもできれば動物も見れる。ここで小学生以来振りに竹馬に乗った。
一通り能古島を歩き回ったら、水上タクシーで本土に戻った。波しぶきを立てて海を滑るボートの乗り心地は最高。
締めは友人お勧めの居酒屋で博多グルメを堪能。福岡は何を食べてもおいしいという説は伊達ではない。釜山の後に博多に寄ったのは大正解だった。またフェリーに乗ろう。次は絶対ひとり部屋の一等席で。