次の目的地は九份。瑞芳駅に戻って、発情犬がいないか警戒しながらタクシーに素早く乗車。九份は山あいにあり、曲がりくねった坂道を登っていくと所狭しとお店が密集した通りが見えてくる。要するにここは山の上にある夜市。思った以上に俗な観光地で少々期待外れ。
人混みに疲れて喫茶店で休憩。ハーブティを啜りながら外を眺める。曇ってはいるが、海沿いなので眺めはいい。
九份のメインは千と千尋のモデルになった通り。しかし、狭い階段に観光客が詰め込まれているので、情緒もへったくれもない。しかも、ここにいるのは恐らく半分以上が日本人。ある意味映画通りとも言える。
帰りはタクシーで中山駅へ。一度行ったことのある蒸し餃子のお店に入った。蒸し餃子と小籠包との違いはよく分からないが、おいしいさの前でジャンル分けは無用。散々食べてお店の外で記念撮影をしようとしたら、一緒に出てきたおばさんが写真を撮ってくれた。小さな日台友好に胸が熱くなる。