京都新年会 / Team London Annual Meeting Part.2

京都万華鏡ミュージアム [by iPhone5]
京都万華鏡ミュージアム [by iPhone5]

雨で観光を断念した僕たちは、室内アクティビティを求めて万華鏡ミュージアムなる場所に行ってみた。ここは様々な種類の万華鏡が見れるだけでなく、実際に体験で万華鏡を作ることが出来る。

単なる暇つぶしくらいに考えていたのだが、万華鏡の世界に足を踏み入れるとこれがまた面白い。小さな穴を覗くと無限の模様の組み合わせが永遠に生成を繰り返す。この幾何学的で無機質な世界が実に美しく、自分が求めるミニマルのひとつの方向性がこれなのではと妙に感動してしまった。今回は出来合いの万華鏡を作って終わりだったが、もっと独創的な万華鏡を作ってみたい。


丸益西村屋 [by iPhone5]
丸益西村屋 [by iPhone5]
丸益西村屋 [by iPhone5]

万華鏡作りに思わぬ充実感を見出した僕たちは、次も体験系で行こうと京友禅と呼ばれる模様染めの体験教室に行ってみた。教室ではベースの素材と型を選び、その型を利用して素材を染料で染めて、ある程度オリジナルな作品を作れる。

僕が選んだのはTシャツ。強引にそれらしくなりそうな型を選んでシンプルなラスタカラーのロゴ入りTシャツを作ってみた。ロゴの言葉は台湾のクラスメートと話している時に出た「Team London」。Tシャツの出来映えはというと、絵柄が小さすぎたが、それなりと言えばそれなり。一方、女性陣のデザインした風呂敷やハンドバッグは、そのまま商品として売れそうなくらいきれいにまとまっていた。


鴨川 [by iPhone5]

教室を出る頃にはもう夕方。僕たちは最後の晩餐を求めて、先斗町界隈を練り歩いた。そして、葱や平吉というお店に入って鴨すき焼きなるものを注文。すき焼きの肉に鳥を使うことに違和感があったが、甘い割り下と生卵を絡めれば何でもおいしい。鴨肉をつつきながら、僕たちは再びロンドンの話やら英語の話やら僕が仏像に似ているという話で盛り上がった。そして、すき焼きでお腹が満たされる頃には、もう京都を去る時間。空はすっかり暗転し、店明かりが情緒ある通りを薄っすら照らしていた。

東京組は急いでお土産を買って新幹線へ。そして、それぞれ空席のない車内に腰を落ち着けた。2日間を振り返ると、それは瞬く間の出来事だった。仲間と親睦を深めて懐かしい日々を思い出せたような気もするし、結局何もできなかったような気もする。ただ、今回は集まれたことを成功の証としよう。ほんの一時滞在したロンドンで出会った人々と再会するのはそれだけで意義深い。多少感傷的になった僕を乗せた新幹線は、そんな気持ちを吹き飛ばしてどんどん速度を上げていくようだった。

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