最近、Contaxをめっきり使っていないので、その練習に浅草まで。浅草寺周辺は、平日にも関わらず観光客でごった返していた。被写体を探していたら、若い女の子2人に英語で声をかけられた。彼女たちは中国人のようにも見えたが、顔や服からは正確に判断できなかった。僕はチェキとデジカメで1枚ずつ写真を撮ってあげて、笑顔でお別れ。するとその直後、今度は東欧系のカップルに写真を頼まれた。僕は浅草寺のスタッフではない。
引き続き、浅草寺の周辺の被写体を求めて通りを散策。すると、先ほどの女子2人が向かいから歩いて来るのが見えた。目を合わすのは少し気まずいので、僕はカメラを撮る振りしてその場を凌ぐことに。すると、すれ違い様に彼女たちの雑談が聞こえてきた。それは耳慣れた日本語。非の打ちどころのない流暢な日本語。開いたシャッターが塞がらない。一体彼女たちの目には、どこの国の僕が映ったのか。大きな謎を投げつけて、彼女たちは直立不動の僕を置き去りにして消えていった。