本日はベトナム人主催のベトナム料理試食会。下高井戸に行くのに小田急線に入ってしまうアクシデントが発生するも、無事にたどり着くことができた。新宿以西は全く縁がないため、小田急線と京王線の区別がつかない。
駅で友人と合流した後は、西友で野菜とエビを買って会場の友人宅へ。ドアを開けると、既に料理の準備が始まっていた。何も出来ない僕と友人は、部屋からキッチンを眺めてじっと座るだけ。ちなみに12時前には全員集合したものの、料理が完成したのは午後3時前だった。侮れないこの時間感覚。
料理はサラダと粉ものが中心。ニョクマムをたっぷりつけて食べるバインセオ(ベトナム風お好み焼き)がおいしかった。あとはレモンをたくさんかけて食べる辛口のビーフジャーキー。ベトナム料理と全く関係ないと思われる砂肝のから揚げがどっさりあるのもポイント。あとは洗濯カゴに盛られたレタス。
締めはベトナムコーヒーとデザート。何の食べ物なのか分からないほどサイケデリックな色彩を放つ物体は、友人の手作りゼリーだった。お風呂のイスに見えないこともない。味のほうもさぞサイケデリックなのかと思いきや、口に含むとほとんど無味無臭の超玄人料理。激甘のベトナムコーヒーと合わせて食べるとちょうどいい。
余談。今日お世話になったベトナムの女の子2人はルームシェアをしていた。彼女たちははるばる川越まで行って、お弁当を詰める夜勤の仕事をして生活費を賄っているらしい。しかも交通費は自腹。あまりに切ない労働条件に驚いてしまったが、その2人は日本語での会話がほとんどできないため他の職がないのだ。コンビニの弁当の影に横たわる湿っぽい現実。便利さが生まれる背景には、不便さを強いられる人々が常にいる。