香港最終日は、忘年会と称して同僚の香港人と尖沙咀へ。アメリカンなお店にて、肉とじゃがいもをひたすら胃の中へ流しこむ。そして、ロンリークリスマスについて意見を交わし、僕は「そういうのを気にするのは20代までだ」と偉いのか偉くないのか分からないアドバイスをした。
出発当日。起きれない不安感から断続的に目を覚ましていたにも関わらず、最終的に目覚めたのはタクシーを呼んだ20分前。荷物が少ないのが幸いして間に合ったが、安心も束の間、タクシー内では恒例の片言英語トーク。神経を休める暇がない。乗るも地獄、寝過ごすも地獄。
搭乗時、僕の前に並んでいた中国人のおじさんが係員に制せられていた。彼は片言の日本語で「ナンデダヨー!サッキモトマッタ、ナンデダヨー!」と慟哭。爆発する感情を他国の言葉で表現する彼は本当に何なのだろう。彼が無事に搭乗できたことを願う。