北京 / Beijing Part.2-1 (天安門&故宮)

社会主義国家の洗礼

電車 [by ViViCam5050]

北京2日目。朝から人生初の北京地下鉄に乗り、天安門東駅を目指した。お目当てはもちろん、中国の心臓とも言える 天安門広場 だ。

改札の仕組みがよく分からず、駅員につたない英語で尋ねてみたが、返ってきたのは堂々たる中国語。全く融通が効かない。

ちなみに、北京の地下鉄はどこまで乗っても一律2元(≒30円)で、改札の前に 毎回荷物チェックが待ち構えている。さすがは社会主義国家。

天安門は庶民の空間

天安門 [by ViViCam5050]
天安門 [by ViViCam5050]
将棋?をする人々 [by ViViCam5050]

天安門東駅を出ると、目の前には堂々たる天安門が姿を現した。カメラ片手にその前をうろうろしていたら、中国人に写真を頼まれた。もちろん中国語で。

撮影を終えたら、天安門をくぐって中へ。そこは広場になっていて、バスケに興じる若者や将棋のようなゲームに没頭する人々が思い思いに過ごしていた。

観光名所の中に、市民の日常が息づいている光景は新鮮だった。いや、市民の空間が観光名所へと変わってしまった と言うべきかもしれない。

中山公園にて秘密のお誘い

中山公園のマスコット [by ViViCam5050]
中山公園の川 [by ViViCam 5050]
中山公園の廟 [by ViViCam5050]
中山公園の池 [by ViViCam5050]
工事中 [by ViViCam5050]
孫文 [by ViViCam5050]

広場を進んでいくと、左手に 中山公園 の入口が現れた。ここは孫文が祀られている記念碑的な公園で、敷地はとにかく広大かつ緑豊か。

池ではボートを楽しむ人がいて、そのそばでは年配の夫婦が優雅にチークダンスを披露中。ここでは時間がゆったり流れている。

しばらく歩いて道に迷っていると、若い女の子が突然話しかけてきた。もちろん中国語なので、僕は何も理解できず、そのまま無言で通過。

あれがもし 密かなデート的な誘いだったとしたら――僕は大きな何かを見逃してしまったことになる。

故宮のスケールと北京の暑さに打ちのめされて

午門(故宮入り口) [by ViViCam5050]
太和殿 [by ViViCam5050]
太和殿 [by ViViCam5050]
交泰殿 [by ViViCam5050]
壷 [by ViViCam5050]
不明 [by ViViCam5050]
神武門(出口) [by ViViCam5050]
故宮のお堀 [by ViViCam5050]
象さん [by ViViCam5050]

中山公園の後は広場に戻り、いよいよ 故宮 へ。入り口の午門を目にした瞬間、その圧倒的スケールに思わず息を呑んだ。

故宮のその堂々たる造りには大国の貫禄が漂っている。だが、奥へいくら進んでも 似たような建物が延々と続くのには正直飽きてしまった

おりしも時間は昼を過ぎて、暑さもピーク。空気が乾いている分、日本よりはましに感じたが、夏の北京は容赦なかった。

(続く)

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