ホーチミン / Ho Chi Minh

香港からベトナムへ、深夜のフォー探し

タンソンニャット国際空港前 [by ViViCam5050]

2泊3日の弾丸旅行で、会社の同僚と香港から ベトナムへひとっ飛び。仕事の合間を縫っての旅は、何かとバタバタするが、それもまた楽しい。

深夜に到着したにもかかわらず、僕たちは 現地の友人と合流し、そのまま街へ繰り出すことに。目的はもちろん 本場のフォー。ベトナムに来たからには、まずはベトナム料理を食べなければ始まらない。

待望のフォーは新鮮な野菜と香草がたっぷりで、日本で食べるものとはまるで別物。これが本場の味かと感動しつつ、旅の始まりにふさわしい1杯を楽しんだ。

ホーチミンの朝は、バイクの轟音とともに

バイクの群れ [by ViViCam5050]
行商のおばさん [by ViViCam5050]
どこかの通り [by ViViCam5050]

初めて迎えるホーチミンの朝。目覚まし時計はセットしていたが、結局必要なかった。理由はひとつ

──バイクの交通量が尋常じゃないから

噂には聞いていたが、これは想像以上。どこを見ても、蟻の大群のように密集して蠢くバイク。クラクションが鳴り響き、エンジン音が地響きのように街を包む。

交差点には信号があるはずなのに、もはや 交通ルールはないに等しい。人もバイクも、お互いの間合いを読みながらカオスの中をスルリと進んでいく

ホーチミン半日観光:英語力と社会主義の現実

ビル [by ViViCam5050]
ホテル横の建物 [by ViViCam5050]
郵便局 [by ViViCam5050]
赤旗 [by ViViCam5050]

午後はホーチミン市の半日観光へ。

案内してくれるのは英語を流暢に操るベトナム人ガイド。その完璧な発音と流れるような説明に感動するも、残念ながら 僕の英語力では半分ほどしか理解できない。

バスで市内を巡りながら、ふと街中に目を向けると 赤い旗が至る所に掲げられていた。活気あふれるベトナムに慣れると忘れてしまいそうになるが、この国は社会主義国家なのだ と改めて実感する。

戦争証跡博物館:戦争の爪痕と、胸を締めつける現実

トンニャット宮殿の国旗 [by ViViCam5050]
トンニャット宮殿の屋上 [by ViViCam5050]
ノートルダム教会 [by ViViCam5050]
ノートルダム教会の中 [by ViViCam5050]
戦争証跡博物館の展示写真 [by ViViCam5050]
戦争証跡博物館の戦車 [by ViViCam5050 + Fish-Eye]

戦争証跡博物館は、ベトナム戦争の犠牲者たちの記憶を刻む場所。館内には、戦争の悲惨さを物語る写真や資料が並び、その中でも特に目を引くのは 枯葉剤や白燐弾による被害の展示 だ。

アメリカ軍が使用したこれらの兵器は、人間の体を異形に変えてしまう。実験室ではなく、実際の戦場でこれを使用したという事実に、もはや人体実験としか思えない非道さを感じる

博物館の入り口では、枯葉剤の被害を受けた人々が小さな演奏会を開いていた。彼らの前向きな姿勢に感動しつつも、その不遇な運命を思うと ただただ気持ちが沈む

バイクの波と海鮮ディナー

沈んだ気持ちを切り替え、夜は現地の友人と再び合流。移動手段はなんと 原付の二人乗り

無数のバイクを掻き分けながら、やまないエンジン音、肌にまとわりつく湿気の中を駆け抜ける。この瞬間、頭ではなく肌でこれがベトナムの生活なのだと理解した

たどり着いたのは、友人おすすめの海鮮レストラン。新鮮な魚介を贅沢に堪能し、大満足のディナーとなった。

さらに帰り際に買ってもらった バインミー は、絶品すぎて言葉を失うレベル。お腹いっぱいにも関わらず、僕たちはホテルの部屋で一気に完食してしまった。

友人のおかげで、初めての弾丸ベトナム旅行は最高のものになった。本当に感謝しかない。

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