2回目の香港出張、そして絶望的な機内食


2回目の香港出張。もう慣れたものの、今回は 機内食が絶望的にまずかった。どの航空会社も機内食のクオリティに大差はないと思っていたが、今回ばかりは例外だった。
トレーの上に並ぶ食事を眺め、気を取り直してご飯をすくった瞬間、目に飛び込んできたのは水色の米粒。そして、その美しい色味に感じる眩暈。
そもそも高度10,000mの上空で わざわざ食事をする意味とは何なのか。 答えが出ることはないまま、僕はそっとスプーンを置いた。
クールすぎる朝のプールサイド



滞在中のサービスアパートの窓からは、プールが見下ろせる。まだ肌寒い朝7時、ふと視線を向けると ひとり黙々と平泳ぎをする外国人 の姿があった。
その姿勢は我が道を行くスタイルでかっこいい。だが、どう考えても寒そう。つまり、二重の意味でクール。
ちなみに、昼間になると 香港はうんざりするほど蒸し暑い。
異国の朝、響くシンクロニシティ


異国の地で、仕事に行き、部屋に戻って寝る。ただそれだけの、淡々とした日々が続く。刺激的な街にいるはずなのに、意外なほど生活は単調だ。
しかし、毎朝の目覚めには必ずあるリズムが刻まれている。それは、例の 外国人がプールに飛び込む音。
彼が飛び込み、僕が起きる。毎日、決まって同じタイミング。
この共時性(Synchronicity)は、僕と彼が 目に見えない糸でつながったソウルメイト であることを証明している。おそらく。